墓地退化【CS優勝デッキレシピ・回し方・解説】
墓地退化デッキは墓地のカードを進化元にしてバトルゾーンに出てくる墓地進化のクリーチャーを用意して置き、進化クリーチャーだけを剥がして大型クリーチャーのみをバトルゾーンに残すデッキになります。
ゴールデンベストに収録の「超絶の名シャーロック」入りの型があらたに誕生し、CSで優勝したので優勝デッキレシピとともに、デッキの回し方や採用カードの解説をしていきます。
では、デッキレシピから紹介します。
目次
CS優勝デッキレシピ
こちらがCSで優勝した墓地退化のデッキレシピになります。
闇文明
- 奈落の葬儀人デス・シュテロン2枚
- 地獄門デス・ゲート2枚
- 鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー2枚
- 死神術士デスマーチ4枚
水文明
- 斬隠蒼頭龍バイケン4枚
- 奇天烈シャッフ2枚
- 龍脈術落城の計4枚
- サイバー・チューン4枚
- 終末の時計ザ・クロック4枚
- エマージェンシー・タイフーン4枚
- 異端流しオニカマス3枚
虹文明
- 世紀末ヘヴィ・デス・メタル3枚
- 超絶の名シャーロック2枚
墓地退化の回し方・解説
青黒墓地退化は低コストの墓地進化クリーチャーを使い、墓地にある闇文明の大型のクリーチャーを進化元にして召喚し、落城の計で進化クリーチャーだけを手札に戻して、進化元のクリーチャーだけをバトルゾーンに残すコンボを使ったデッキになります。
このデッキの特徴は以下の通りです。
メリット
・退化が踏み倒しメタに引っかからない
・手札の入れ替えで初手の事故率が低い
・シールドトリガーが多く守りにも強い
・墓地進化で一押しができる
デメリット
・試合が長引き相手の動きが追い付いたら弱い
・コントロールされると巻き返しにくい
序盤はエマージェンシー・タイフーンやサイバー・チューンで、ドロー効果と手札を捨てる効果で大型クリーチャーを墓地に送るのと、落城の計を手札に抱え込みます。
中盤の3ターン目に墓地進化クリーチャーの死神術士デスマーチまたは鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキーで大型クリーチャーを進化元に召喚。
4ターン目に落城の計で退化させ、奈落の葬儀人デス・シュテロン、世紀末ヘヴィ・デス・メタル、超絶の名シャーロックのどれかを出します。
あとは、出したクリーチャーでワールドブレイクや手札破壊、召喚を制限できる選ばれないアタッカー等で攻めます。
カウンターにもなる墓地肥やし
大型クリーチャーを墓地に送るためにエマージェンシー・タイフーンとサイバーチューンが採用されています。
どちらも、シールドトリガー付きの呪文で、ドローしてから手札のカードを切ります
相手ターンに唱えれば手札から墓地に送られるかわりに出てくるバイケンでのカウンターが可能。
防御札にもなるカードです。
《エマージェンシー・タイフーン》はコスト2のSトリガー付きの呪文で、2枚ドローして1枚捨てます。
このデッキで唯一2ターン目に墓地を肥やせるカードです。
サイバーチューンとの違いでデスマーチとヘヴィデスメタルで4ターンキルできるパターンがあるので紹介しておきます。
2ターン目にエマージェンシータイフーンで墓地肥やし。
3ターン目に2発目のエマージェンシータイフーンで墓地を肥やし、ヘヴィデスメタルを進化元にデスマーチを召喚。
4ターン目に落城の計で退化。
残った1マナでデスマーチを召喚します。
これで、ワールドブレイク+1打点で4ターンキルが可能です。
《サイバー・チューン》はコスト3のSトリガー呪文で、3枚ドローして2枚捨てます。
山札から掘れる枚数が多いのでほしいカードを探しやすいです。
捨てる効果でバイケンの2枚出しが強力です。
2種類の墓地進化クリーチャー
墓地進化の効果を持つクリーチャーは「死神術士デスマーチ」「鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー」の2種類です。
《死神術士デスマーチ》
コスト1、パワー4000のブロッカーの進化クリーチャーで、墓地進化(墓地から闇のクリーチャーを進化元にしてバトルゾーンに出す)効果を持っています。
3ターン目に墓地進化のクリーチャーを出しておくと除去されてテンポを取られてしまう可能性があるため、基本は4ターン目にコスト1で出てきて、同一ターンに落城の計を使える死神術士デスマーチが優先して採用されます。
5枚目以降の墓地進化として鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキーがあります。
《鬼面妖蟲ワーム・ゴワルスキー》
コスト2、パワー4000の墓地進化クリーチャー。
環境に常在効果でパワーを低下させるカードが流行ればこちらが優先されるようになります。
退化呪文の効果
《龍脈術 落城の計》
コスト3のSトリガー呪文で、バトルゾーンにあるコスト6以下のカードを1枚手札に戻します。
1枚を選択する効果で退化を可能にするカードです。
除去トリガーとしても優秀で、クリーチャー以外にもドラグハートやクロスギア、D2フィールド、封印カードも戻すことが出来ます。
モルネクのバトライ閣を戻して妨害や、攻撃する前にサイバーダイスベガスを飛ばして攻撃を押し通す等の使い道があります。
退化で出せるフィニッシャー3種
退化から出せるフィニッシャーが3種いるので各採用カードの理由を紹介します。
《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》
コスト13の闇・火・光のクリーチャーで、ワールドブレイカーのスピードアタッカーです。
4ターン目という早期にに出てこれるワールドブレイカーは強力。
自身のSトリガーで受けきれることを願い、4ターンキルを狙って攻撃を仕掛けます。
「4ターンキルのパターン」
2ターン目にオニカマスを召喚。
3ターン目ににエマージェンシータイフーンまたはサイバーチューンで、ヘヴィデスメタルを墓地に置く。
4ターン目にデスマーチを召喚して、落城の計で退化。
これで、ワールドブレイク+選ばれない1打点になりダイレクトアタックを決めやすくなっています。
《奈落の葬儀人デス・シュテロン》
コスト9の闇のクリーチャーで、Tブレイカーです。
各ターンの終わりにお互いの手札を全部捨てる効果。
バトルゾーンを離れた時、お互いのバトルゾーンをすべて破壊するリセット効果を持っています。
4ターン目に出せればほとんどのデッキに間に合うので、ターンの終わりに全ハンデスで相手を妨害。
シールドを割っても相手の手札を増やさないので反撃されにくくなります。
相手ターンの終わりにマッドネスででてくるバイケンで除去するギミックもあります。
《超絶の名シャーロック》
コスト10の闇と光のクリーチャーで、選ばれないQブレイカーです。
バトルゾーンに出たときお互いのサイキックとドラグハートを全部破壊し、出せなくなります。
以前のシャーロックと違いドラグハートが出せなくなりました。
モルネクやロージアダンテ等、ドラグハートメインのデッキにかなり刺さる効果です。
4ターン目ならモルトネクストとドラゴンズサインに間に合います。
カードの紹介
地獄門デス・ゲート
コスト6のSトリガーで、相手のアンタップしているクリーチャーを1体破壊し、それよりコストの小さい非進化クリーチャーを自分の墓地から蘇生します。
シールドトリガーでザ・クロックを蘇生して相手のターンを飛ばすのによく使われます。
このデッキであれば奇天烈シャッフも優秀な蘇生先です。
バトルゾーンへ出た際、指定したコストのクリーチャーが攻撃できなくなります。
斬隠蒼頭龍バイケン
コスト6のクリーチャーで、相手ターン中に手札から捨てるとき置換効果でバトルゾーンにでてきて、クリーチャーを1体バウンスできます。
手札を破壊するデッキに対しての対策はもちろんこと。
エマージェンシータイフーンやサイバーチューンで、カウンターを決めることが出来ます。
奇天烈シャッフ
コスト4のクリーチャーで、バトルゾーンに出た時とアタックする時コストを1つ選び。
相手は選ばれたコストの呪文を唱えれなくなり、クリーチャーは攻撃できなくなります。
2ターン目にオニカマスを召喚していないと4ターン目にヘヴィデスメタルでジャスキルを狙いに行けなくなります。
このカードで呪文のトリガーをケアしながら攻撃が可能します。
このカードであれば、4ターン目シャッフで、モルネクならある程度攻撃してくるクリーチャーがわかるので攻撃を封じることが出来ます。
次のターンにヘヴィデスメタルのワールドブレイク+シャッフの1打点でジャスキルが可能です。
終末の時計ザ・クロック
コスト3のSトリガークリーチャーで、バトルゾーンに出た時、そのターンの残りを飛ばします。
最強の受け札ですね。
どんなにアタッカーを並べられても1枚で止めることができます。
デスゲートで蘇生しやすいため、実質6枚体制です。
異端流しオニカマス
コスト2の選ばれないクリーチャーで、相手が召喚以外の方法でクリーチャーを出し時そのクリーチャーをバウンスします。
革命チェンジやサイキッククリーチャーへのメタカード。
選ばれないので安全なフィニッシャーになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はCSで優勝した青黒墓地退化のデッキレシピを紹介いたしました。
超絶の名シャーロックがモルネクやロージアダンテ等の環境デッキに利く有効札です。
みなさんもぜひ、参考にしてみてください。
それでは、またお会いしましょう。
デュエルマスターズのCS優勝デッキのカテゴリーはこちらになります。
今回紹介した「超絶の名シャーロック」と「龍脈術 落城の計」が収録されているボックスはこちらになります。